Diet ああ Diet
May 11, 2024今月のHeal My Lifeのイベントは、「ダイエット」についてです。
(*続けた5分ピラティスセルフケアも365日を無事に迎えて、なんか感慨深い気持ちの私です。)
ダイエットって聞くと痩せなきゃっていうイメージが日本にいた時には強くて
ウィダーインゼリーを飲んだり
ギムネマの錠剤を飲んだり
烏龍茶は痩せると信じ込んでたり
中国から恐ろしいダイエットのピルがあると聞いて買おうか迷ったり
下痢状態になるセンナ茶を飲んで、うんちが出たら
食べなかったことになるというルールを自分の中で作ってみたり(なんじゃそのルール)
なんか
いつも
自分の体型を気にして、なんか引け目を感じて、隠すようにして生きていた気がします。
今でも
思い出すのは
ダンサーとして石原軍団の忘年会で踊るというお仕事に行かせてもらった時
「今の子は、食べたらすぐにお腹がぽっこり出るのね」というコメントを受けて
本当は、
お腹って食べても出ないのかなあ
腹筋が超絶バキバキだったら、
お腹ってぽっこっりでないのかなあと思って腹筋運動をゴリゴリにした私。
でも、
どれだけ腹筋を鍛えても
食べた後のお腹のぽっこりは止まらない。
なんか
自分をずっと
批判しつづけて、美味しいものを美味しいと食べるよりも
これ食べたら、また太るかなっていう気持ちが毎回のご飯で、占めるようになった。
そして、それ以上に、自分を傷つけたのが
四六時中、脳内で自分批判が止まらないこと。
痩せたら痩せたで、キープすることができるか心配になるし、
痩せたとて、お腹が少しでも膨らんだらダメだと思うし
痩せたとて、翌日0.5キロ増えてたら、「なぜ?」と分析が始まるし。
もう何がゴールなん???
それに疲れて、もう、体重計も捨てて、別にいいやーってなった私。
それよりも、美味しいものを美味しくいただいて、ダルダルボディでも許すことを決めた私。
それが多分20代の時。
アメリカきたら、太ってる人いっぱいいた。
でも、なんか自分の体重が気にならなかったから、太ってる人も痩せてる人も何も思わなかった。
そんな中、働いてるビバリーヒルズのピラティスのスタジオで撮影が入った時のこと。
体が動けた私は、どこかの新しいアウトフィットの新作を渡されて来て、
いろんなポーズをしたよね。
もうリスのように、動き回ったわよ。
サーカスのすごい技みたいなのを披露した気分。
そして、もう一人の子は新人で、私よりもピラティスのエクサイズが出来る数が少なかった。
いや、エゴ全開で言おう。私の方がいっぱい動けたもんね。
でもね、新作商品のパンフレットで使われたのは彼女だけだった。
私は、一つも使われなかった。一つも。
なんでだろう???って聞いたら、お腹からはみ出ている肉がダメだったということ。
なんだって?なんだって?なんだって?
今、考えると大爆笑。
「人が手に取る商品は、痩せてて自分もこの商品を着たら、こんなスリムになれちゃうかもという幻想を与えるのがパンフレットの意味だから」
と理由を述べてもらった。
そりゃそうか。と思いつつ、私だって、ギムネマの商品を持ってたお姉さんはスラリとした美人だったから購入したんだもん。
そういえば、カメラマンのシャッターを切る音が少なかった気がする。
まあ、一応取っておくか、、、ぐらいだった。それなのにわたしったら、
いっぱい動きをこれでもかって言うぐらい頑張ってやっちゃったわよ。
商品カタログ見たら、お尻がぷりんってしてる新人の子の後ろ姿と、
笑顔が可愛い姿だった。
なんだよ、ピラティス関係ないじゃん。
ちょっとは傷ついたのかも覚えていないぐらい遠い昔だけど。
でも、こういうのに踊らされていたんだな、私ってどこかで気づいた瞬間だった。
そして、こういうパンフレットの人じゃないとダメなんだという気持ちにも
自分で洗脳をしていったんだな、と。
自分を愛するから、一番遠い行動だった。
自分の何も愛せない、に一番近い行動だった。
ダイエットって奥深い。
ここの観点から、自分を見たとき、きっと自分の一番見たくなかったものを見ることになるんだろうと思う。
次回は、ダイエットについてのI Hのセッションをさせてもらった時について書こうと思います。
つづく