自分を失うほどの感情
Jun 21, 2024先日、18歳の女の子が交通事故に遭った。
彼女は、失恋した感情のまま、友達を乗せた車を走らせ爆走した。
そして、感情が昂りすぎて、衝突をし、車から飛び出して電線に引っかかり
その電気で脚を失った。
アンドリューがそんなニュースがあったのだと話した。
たかだか、1人の男の子とうまくいかなかったことぐらいで
事故を起こし、脚を失うなんて。。。。
そう思うかもしれない。
でも、私は、彼女が感情の扱い方を知っていれば
事態は違ったのかもしれないと、考えていた。
感情は、ものすごくパワフルだ。
小さなイライラから始まり、その音量が大きくなれば、憤怒に到達する。
憤怒に到達すると、その感情は体を飛び出し暴力になる。
それが他人への暴力もあれば、自分への暴力にもなる。
その暴力とは、
会社の上司へのイライラが止まらずに、ある日の上司の一言で、会社の上司のお茶に雑巾の水を入れる
という他人への暴力に行動に走ることもあれば
会社の上司へのイライラが止まらずに、ある日の上司の一言で、浴びるまで酒を飲み、泥酔して記憶をなくして
翌日頭がガチ割れるほど痛いという自分への暴力に走ることもある。
もしくは、
会社の上司へのイライラが止まらずに、ある日の上司の一言に対しても何も言えず
怒りのやり場を体に閉じ込めて、病気を作り出すという自分への暴力をすることもある。
結局、
その感情がイライラという小さい時に正体を理解することもせず、
そのイライラが増えていって成長をして、その感情に翻弄された自分は、左右されて、自分らしくない行動に出てしまう。
急に感情が爆発をしてみたり
PMSがひどくなってみたり。
それでも、日々湧き上がってくるイライラの正体を突き詰めるよりも、
イライラをストレスという名前に変えて、
「ストレスなんてみんなある」という一般的なものにして
やっぱりイライラを見ないことに必死になる。
こんな感情を持っていてはいけない!とばかりに、ストレス発散に頑張る。
それが
私たちの命のほとんどを「ストレス受注」と「ストレス発散」をいったりきたりすることに費やしていることにも気づかず。
感情のやりどころが分からずに、
結局、感情にコントロールをされた人生を送ることになる。
ほとんどの人が、感情を持て余す。
どう扱っていいのか分からない。
感情に支配をされて、本当の自分を知ることもなく、本当の自分になる時間をただただ失い続けて生きている。
だから、さっきの交通事故の彼女の話に戻るけど、
もしも、私が彼女の友達で一緒に車に乗っていたら、
きっと私はこう伝えるだろう。
「そのぐちゃぐちゃな苦しい感情を持っている自分を愛していますって言ってみて。」と。
そして、
「その感情は、本当の自分自身ではないことを私は知っていますと言ってみて。」と。
そして、深呼吸を促しながら
「この感情を持っていても安全です。」と、言ってみてと。
まずは、この感情から逃げる彼女を、この感情にいても大丈夫だと伝えてあげるだろう。
感情の発散なんてしなくていい。
無理やり追い出さなくていい。
感情を理解してあげればいい。
そして、ゆっくりと
「この感情は、本当のあなたではないんだよ。
だけど、何かを伝えようとしてくれているから、見ていこうよ。
ドライブをやめて、まずは心にフォーカスをしてみよう。
そして、本当のあなたを取り戻してから、一緒に心が洗われてあなたの可能性を感じる場所へドライブに行こう。」
そう言って、きっと私は彼女を外の芝生へ連れ出すかもしれない。
そして、きっと聞いていくだろう。
「そのぐちゃぐちゃな気持ちをみていこう」と。
そうやって、一つずつその感情を理解していく。
そこまで彼女が乱れるにはきっと、理由があるはずだから。
そして、大抵は、その感情の大元になるものは、自分のものではないはずだから。
誰かから学んだもの。
それは
「私はこんな扱いを受けるべき人間じゃない!」
とか
「こういう奴には、こんな仕返しをするんだ!」
とか、
「結局私はいない方がマシってことでしょ!」
とか
「我慢すればいいんでしょ!」
とか。
誰かの感情と、誰かの行動パターンを学んで自分のもののようにそれをしている。
だからあなたの感情は本当のあなたじゃない
感情にハイジャックされたあなたを一度、解放すること。
そしたら、きっと目が覚めるだろう。
なぜ、その男の子とうまくいかなくなったのか。
なぜ、その男の子にそんなにハマったのか。
どうして、うまくいかない事がそんなにも辛く感じるのか。
そして、次にどんな人と出会いたいかも見えてくるかもしれない。
感情をtake care したら、色んな自分の未来への可能性がある。
ただ、
その行程はとっても地味で一つずつ何かの感情が湧き上がってきた時に
一個ずつ見てあげることを私は’お勧めする。
そして、頭で考えるのではない。
体に感情があるのだから、体に聞いていくことが手っ取り早い。
そうやって感情を見つめるクラスを8月3日に東京代官山で行います。
きっと、自分の感情を紐解いた時、自分がどんな思いを抱えていたかを知る未来が待っているんじゃないかなと。
お待ちしておりますわ。
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