先日、ある方からメイルが届いた。

自分の娘が妊娠がうまくいかなくて困っている。

セッションをお願いしたい

ということだった。

私は、娘さんは私のことをご存知ですか？

と質問をすると

知らない。自分で勝手に調べて勝手に連絡を娘のためにしている

というのだ。

では娘さんが興味が出たら私に娘さんから直接ご連絡をいただきたいという旨を伝えた。

すると、

私は娘のことを十分に理解しているから、娘から連絡をしなくてもいい。

私がお金を払うんだし、私がしてあげたい。

そう会話が続いた。

そして、電話で話すことになった。

セッションは娘さんのものだから、娘さんがやりたいという気持ちがなければ

私は引き受けれない旨を丁寧に伝えた。

それでも、彼女は引き下がらなかった。

そこで、私は、どうして、そんなに娘さんのために色々とやりたいのか？と質問し

妊娠は娘さんの体が娘さんの意思と娘さんのタイミングと覚悟で起こることだから

私は、娘さんからセッションの予約をいただきたい。と伝えた。

すると、そのお母様は怒り出した。

私の娘だから、私が決めていい。

その一心だった。

あなたができないなら他のプラクティショナーを紹介してほしいとのことだった。

私のように、子宮のワークとI Hをやってるプラクティショナーをそもそも知らないので

困ったなあと思いつつ

「娘さんが妊娠を望んでますか？それともお母様のお望みですか？」

と聞いた。

返答に詰まった彼女は、

「家族だったら、娘が結婚して子供ができなかったら心配するのは当たり前でしょ・」

と言った。

中東訛りの癖の強い英語で。

「1900年代でしたら、それが通ったかもしれませんけど、今、２１世紀です」

そういうと

「あなたみたいな人が、私が結婚した時に母に言ってくれる人がいればよかったわね」

と言った。

「提案なんですけど、お母様、I H＆子宮のセッションに来てはいかがですか？」

というと、

「まさか。私はもう子供を産まないわ」

と笑っていったが、

「でも、なんとなく、子宮をケアしたら、と感じただけなんで、ピンと来なければ、いいんです」

と言うと、

「私は、母が言った人と結婚して、母に言われて妊娠をしたわ。母が言うように子供を育てて

　娘は立派に育った。だから、私も母が言うようにしたら失敗がないと思っているんだけど、

　妊娠をなかなかしたがらないから。」

「そうでしたか。お母様のようにやらないと不安になるんですね。」

「そうね。不安ね。私の母は完璧な人だったから」

「完璧な母親を持つとプレッシャーになってしまいますね。

　お母様の完全なコピーの母親業以外の方法って想像をしたことありますか？」

「え？」

「あなたらしい、母親の在り方を考えたことありますか？」

「ないわよ！そんなの、考えたこともないし、できないわ」

「1900年代だったらそうかもしれませんが、２１世紀です。女性も人権を取り戻して50年以上経ちます。」

すると口をつぐんだまま、彼女は考えているようだった。

頭で考えると、答えはすでにあるところから引っ張り出すしかなくなる。

でも、

私たちは頭だけで生きてるわけではない。感覚というものがある。

自分の中に、これだ！という感覚。

そこから遠のくと、周りを見て頭を使ってベストなアンサーを出そうとするが

それが自分の人生にとってベストだとは限らないことに気づくことがある。

そういうとき、

私はI Hって素晴らしいなと思う。

自分の人生にとってどんな方向に向かっていけばいいのか

無意識の中から紡ぎ出して、頭でぐるぐると回り続けたコンパスをパシっと北に合わせていくから。

彼女は娘さんのセッションを諦めると言って電話を切った。

その数時間後、メイルで

私はセッションを受けることができるのか？という質問だった。

あなたの叡智につながって、

あなたの答えを見つけましょう。

そう思って、イエスと返答をした。

彼女の潜在意識が、どんな道標を示してくるか楽しみです。

追伸：インテグレイティッド・ヒーリングってなんだろう？

っていう方へ「Heal  My Life 」のイベントがあります。

今月は「失恋」について。無料のイベントですので、ぜひ人生の90分

自分の失恋について振り返る時間を持っていただけたらと思います。